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スマホもOK!普段使いできるカメラテクニック

 :     : 2023.05.19

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こんにちは。ディレクターのきっしーです。

私はクリエイティブディレクターの他、カメラマンも担当しています。
商品の物撮りから人物撮影まで、あらゆる撮影を請けています。
今日はスマホでも使える基本的な構図やテクニックをご紹介します。

基本的な構図を知ろう

写真構図はもっとたくさんあるのですが、今回は代表的な構図を6つご紹介致します。
実際に写真を見た時に、何となくいい写真だなと感じる写真は、この構図をもとに撮影されている事が多いです。

三分割構図

基本中の基本の構図。
この構図を覚えておくと大体それっぽく見える万能構図。
画面を縦横にそれぞれ三分割し、画面を9分割して被写体を配置する構図。
線が交差する場所に被写体などを置くとバランスが良い。

二分割構図

画面を垂直線、もしくは水平線で2分割して撮影する構図。
画面を分割することで、より安定した写真になるといった効果も。

日の丸構図

中心に見せたいものを持ってくる構図。
よくありがちな構図になってしまうため平凡な写真に見えてしまうことも。
意外に難しい構図。

対角構図

被写体を画面の対角線上に載せて撮る構図。
被写体を斜めに配置することで写真に奥行きや、動きを出すことが出来ます。

三角構図

奥行きを出すための構図としてよく用いられます。
ポイントは地が大きく、天が小さいことで写真に安定感が生まれます。
例のような構図の他、ビルなど高さがある建造物を下から見上げて撮る際にも活用されます。

アルファベット構図

最近では食べ物の撮影によく使われる構図。
アルファベットのSやCの形を意識して作ると写真に動きが出て立体感が現れます。

太陽光を味方につけよう

景色も、建物も、人物も、すべての被写体は光を味方につけることで写真のクオリティや感じ方がぐっと変わります。
順光は被写体の正面から光が当たることを指し、対して逆光は後ろから光が当たることを指します。
ここで卵かけご飯を例にして順光と逆光の印象について見てみましょう。

順光

・メリット
正面から光が当たるため、細部まで鮮やかにくっきりと写る。

・デメリット
正面から光が当たるため、立体感が損なわれノッペリとした印象に。(フラッシュも同様)

決して悪いわけでは無いのですが、正面から光がまんべんなく当たっているため食品サンプルのようにも見えてしまいます。(ちなみにC構図で撮りました。)

逆光

・メリット
背後から光が当たるため、エッジが強調されて撮れる。

・デメリット
背後から光が当たるため、被写体の正面が暗くなりがち。

好みもありますが、逆光の方が全体的に柔らか印象でお米や卵の美味しさも伝わるのではないでしょうか。

それぞれのメリット・デメリットは、撮影条件やテクニックなどによっても異なるので必ずではないですが、カットによってはデメリットを逆にメリットにして味方につける事もできます。

例えば人物撮影も順光で撮ると明るくハッキリと撮ることが出来ますが、逆光で撮影すると被写体のエッジが柔らかくなり優しいふんわりとした雰囲気のある写真を撮ることができます。

伝わる写真を撮ろう

身近な人や個人的に楽しむ写真であれば問題ないのですが、コンテストや誰かに伝えたい写真を撮るときは、その写真から感じることができる意図や印象をしっかりと持って撮影することが大切です。

撮影者本人が意図もなく何となく撮っては、写真から感じる意図や想いを感じることができず「この写真は何を意味しているのだろう」といったことになってしまいます。

では、写真から感じる印象とはどういう事なのでしょうか。

対象物から感じる印象とは

人が物を見て感じる印象は人それぞれです。
それも10人居たら10人が感じる印象は当然違います。

例えば、色から感じる印象は一般的に大体同じに感じる事が多いですが人によっては様々です。
では赤、緑、青から感じる事ができるポジティブな印象とネガティブな印象を見てみましょう

続いて実際に写真から感じる印象を見ていきましょう。
まず、観覧車の写真から感じる印象は何があるでしょうか?

「黄昏」「思い出」「愛」「ロマンティック」など、割とポジティブに感じる印象が強いのではないでしょうか?
よほど観覧車に対してトラウマをお持ちの方は別ですが、この写真を見てあまりネガティブに感じてしまう印象は少ないのではと思います。

続いて猫の写真。
懐かしくもあり、寂しさを感じる人もあるかと思いますし、逆になにか冒険が始まるワクワク感も感じる事が出来ます。

このように写真から感じる印象は人によって、構成する文章によって変わってきますが、
ここでの大事なポイント写真から「誰に何を伝えたいか」がポイントになります。

まとめ

如何でしたか?
印象はあまり意識することは少ないですが、構図は覚えておくと映える写真が撮れます。

3分割構図だけでも覚えておくと普段の写真がグレードアップしますよ。
ちなみに最近のスマホはオプション機能として画面に線を出すことができるので、これを活用すると簡単に撮ることができるので試してみてください!


この記事を書いた人

きっしー
クリエイティブディレクター / カメラマン
きっしー

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