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ダヴィンチ「最後の晩餐」の実物は意外と・・・

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デカい。


こんにちは。今日も今日とて偏頭痛です。
前回の記事で、芸術について少しずつ勉強したいな・・・とか言っていたので早速ですが、
今回はレオナルド・ダヴィンチ作「最後の晩餐」についてです。
学生時代にイタリアへ行った際、現地で実物をこの目に焼き付けてきた作品でもあるので、その時の写真もまじえつつ記事にしたいと思います。

ダヴィンチの最後の晩餐といえば、モナリザと並んで、超有名芸術作品ですね。
芸術とか絵画とか何も知らねえよ!っていう当時大学生の私でも名前を聞けばどんな絵か頭に浮かぶくらいでした。

最後の晩餐はどこにあるのか

最後の晩餐はイタリア・ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の食堂にあります。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

この立派な建物に入れば最後の晩餐が・・・!
と思うかもしれませんが、ここではありません。
教会の食堂への入口は隣のこの建物の中にあります。


完全予約制で、食堂内には一回に25人までしか入れません。しかも15分だけです。
この厳しい人数制限は作品保護のための温度管理が必要だからです。
なにせ15世紀後半の作品です。
過去長く様々な修復作業の末、現在の管理体制になったようです。
中では写真撮影は可能ですが、フラッシュは禁止です。

見たい場合は最後の晩餐見学込みの現地オプショナルツアーに参加するのが楽だと思います。
個人で予約するのは海外サイトなのでなかなかハードルが高いです。料金的には割高ですが、ガイドさんが予約とか色々な手配を全てやってくれる上、様々な解説をしてくれるので楽しいですよ。

実は私、実物を見るまで最後の晩餐ってモナリザみたいな、額縁に入った横長の絵画だと思っていたんです。
それがどうでしょうか?
実物はこちらです。

大きい。

全然額縁サイズではありませんでした。
というか、めちゃめちゃ壁画ですね。壁画だったんだ・・・。

最後の晩餐があるこの空間、写真ではあまり伝わらないかもしれませんが、かなり暗く、ヒヤッとしていて緊張感があります。

さらに引きで見るとこんな感じ。

広い!なんか独特の雰囲気があります・・・!

ちなみにですが、ど真ん中のキリストの下らへんの黒い四角の穴は、この場所が食堂であったためキッチンへ繋がる通路への扉を設置するため切り取られたのだとか。
・・・もったいない。

最後の晩餐には何が描かれているのか

最後の晩餐とは何なのか・・・を知る前に、西洋絵画に大きく関係してくるもの・・・
「聖書」について知る必要があります。

聖書の種類

聖書には旧約聖書新約聖書の2つがあります。
本当にざっっっくり内容を表すと、

旧約聖書には
世界や人類誕生の歴史、イスラエル民族の歴史と神との契約について書かれています。
詳細は割愛しますがアダムとイブの話とか、ノアの箱舟、モーセの十戒、とかが有名ですね。
旧約聖書の契約は神とイスラエル民族との契約です。
簡単に言ってしまえば
律法を忠実に守ればイスラエル民族は神の民になれるぞ!
いつか救世主(メシア)が現れ王となり、神の国を実現するぞ!ということです。

一方、
新約聖書
その救世主はイエス・キリストだ!として、
旧約聖書の神との契約は果たされたのでキリストの言葉が新しい契約になるわけです。
旧約聖書との最大の違いは、
律法を守る必要がなく、
キリストを信仰さえすればイスラエル民族でなくても誰でも神の民になれるぞ!という点です。

上記を踏まえつつ、今回の最後の晩餐に関係のある新約聖書について、さらに詳しく見ていきます。
新約聖書にはキリストの生涯や教えが書かれていますが、
絵画を見る上で特に重要なのは下記4つのエピソードです。

①受胎告知

マリアの元に天使が現れてイエスがマリアのお腹に宿ったことを伝えるシーン
フィレンツェ行った時にたまたまダヴィンチの受胎告知の写真を撮っていたので載せておきます。

ダヴィンチの受胎告知

②キリストの誕生

文字通りイエスが誕生するシーン
誕生を祝いに東方の三博士や羊飼いがイエスの元へ訪れる様子を描いた絵が有名です。

③キリストの磔刑・十字架降架

イエスによる各地での布教活動を危険視したエリサレムの祭司がイエスの捕縛計画を立て、弟子のユダの裏切りによって捕らえられ、ゴルゴダの丘の十字架にかけられて処刑されるシーン

あまり知られていませんが、最後の晩餐の向かい側にはこのシーンを描いた壁画があります。
こちらはイタリアの画家、ジョヴァンニ・ドナート・モントルファノの作品です。

また、イエスを膝の上に乗せて嘆くマリアの図を「ピエタ」と呼びますが、このピエタも多くの作品で描かれています。
中でもミケランジェロの彫刻、ピエタ像が有名です。
ミケランジェロはピエタ像を4つ制作していますが、そのうち唯一の完成品を
ヴァチカンへ行った時にサン・ピエトロ大聖堂で撮影していたので載せておきますね。

サン・ピエトロのピエタ

④キリストの復活

処刑前のイエスの発言「死後3日目に蘇る」の通り、イエスが処刑され埋葬された後に墓から蘇る様子や、弟子や人々との交流を描いたシーン
卵とウサギで飾り付けるイースターはこのキリストの復活を祝う日ですね。

最後の晩餐は・・・

以上4つのエピソードがありますが、
最後の晩餐はこの③キリストの磔刑・十字架降架の前夜、12人の弟子との食事シーンを描いています。
つまり、何が最後なのかと言いますと、キリストが翌日処刑されてしまうので「最後の晩餐」というわけです。

注目するべき点は、食事シーンの割にはなんか騒々しくないか?というところです。
キリスト以外の12人が全員違った動きをしているのがわかります。
これはなぜか?というと、実はこの最後の晩餐は
「この中の一人が私を裏切る」とキリストが予言した瞬間が描かれています。
その発言を受け、周りの12人の弟子たちは驚き、慌て、「誰だ誰だ!」となっているわけです。

この裏切り者は、先ほど出てきたキリストの磔刑・十字架降架のシーン説明にも出てきた「ユダ」なわけですが、
最大の疑問は一体この中のどの人物がユダなんだ?ということです。

絵を拡大して見ます。

この画像の一番左、黒髪で横を向いている男ユダ(Judas)です。
キリストは裏切り者について、
「私がパンを浸して与える者」と言いますが、
ユダの左手に注目してみると、キリストが取ろうとしているパンと同じものに手を出しているのがわかります。
また、この画像では少し粗くてわかりづらいかもしれませんが、右手には何やら袋を握りしめています。
これは、キリストを裏切った報酬である銀貨30枚が入っている袋です。

まだ裏切って無いのになんでもう報酬持ってんだ・・・とか
銀貨30枚ごときで何を裏切ってるんだ・・・とか疑問もありますが、
(この当時では銀貨は相当高級だったんですかね?)

以上がダヴィンチ作、最後の晩餐の内容です。
ここでは触れませんが、他の11人の弟子についても一人一人エピソード等ありますので、気になったら調べて見てください。

もう一度目に焼き付けたい!

今回、一つの作品に焦点を当てて掘り下げて見ましたが、芸術って面白いですね。
全くの無知識の状態で最後の晩餐を見に行った学生時代の時と、
ある程度知識を入れた今の自分で同じ絵を見た時、感じ方がどう変わるんだろうとか、気になりますね。
作品の保存状態とかもっと細かく見て見たいなあ。

とにかく今、もう一度イタリアへ行きたい・・・!

コロナ、収束すべし・・・!

それでは。


この記事を書いた人

いっちゃん
いっちゃん

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