突然の「いい感じの画像作って」という無茶ぶり…どうする?
私がインハウスデザイナーとして一人で働いていた頃、一番困ったのが他部署からの依頼でした。「急ぎで悪いんだけど、なんかいい感じの画像、サクッと作っておいてよ」。そんなふんわりしたオーダーが飛び込んでくるたびに、パソコンの前で頭を抱えていたのを今でも鮮明に覚えています。
「いい感じって、誰にとってのいい感じなんだろう」と悩みながら、手探りで作業を進めるのは本当に孤独で、心細くなるような毎日でした。
今、同じように現場でWeb担当者を任されているあなたも、似たような無茶ぶりに振り回されていませんか。本来の業務で忙しいのに、急に画像の作成までお願いされてしまうと、どう手をつけていいか分からなくなってしまいますよね。
今回は、かつての私と同じように孤独に悩むWeb兼任担当者の方へ向けて、デザインセンスがなくても今日からすぐに試せる「無料ツールで最低限やるべき3つのこと」をお伝えします。
デザイン初心者でも大丈夫!無料ツールで最低限やるべき3つのこと
ポイント1 まずは写真の「明るさ」を少しだけ上げてみる
スマートフォンなどで撮った写真をそのまま使おうとすると、なぜか全体が暗く、どんより沈んだ印象に見えてしまうことがよくあります。お店の美味しそうな料理や、スタッフの明るい笑顔も、写真が暗いだけで魅力が半減してしまうのはもったいないですよね。
そんな時は、スマホにもともと入っている写真アプリの「編集機能」や、無料の画像加工ツールを開いて、「明るさ(露出)」の数値をほんの少しだけ上げてみてください。
イメージとしては、薄暗い部屋のカーテンを開けて、自然な光をスッと入れてあげるような感覚です。真っ白に飛ばしてしまう必要はありません。元の写真の影の部分が少しだけ持ち上がり、全体がパッと晴れやかな印象になれば大成功です。これだけで、見ている人に与える安心感や清潔感がぐっと高まります。
ポイント2 主役を際立たせるための「トリミング」
次に試していただきたいのが、写真の不要な部分を切り取る「トリミング」という作業です。
例えば、お店の新作ケーキを撮影したとします。テーブルの端っこに置かれたおしぼりや、背景に写り込んだ関係のない段ボールまで枠に入っていると、見ている人は何に注目していいのか迷ってしまいますよね。お店のショーウインドウに、メインの商品と関係のない備品を一緒に飾らないのと同じです。
スマホの編集画面で、見せたい主役のケーキが画面の真ん中、あるいは少し大きめに写るように、四隅をグッと内側に寄せて切り取ってみてください。余計なものを枠の外に追い出すだけで、あなたが一番伝えたい魅力がまっすぐに伝わるようになります。
ポイント3 メッセージが伝わる「文字の引き算」
最後に、画像の上に文字を乗せる時のコツをお伝えします。伝えたい熱意があるほど、あれもこれもとたくさんの言葉を詰め込みたくなってしまいますよね。私も昔は、空白があると不安になってしまい、画面いっぱいに文字を敷き詰めては上司にやり直しをお願いされていました。
でも、情報が多すぎると、チラシがぎっしり貼られた掲示板のように、かえって一つひとつの内容が読まれなくなってしまいます。
画像に乗せる文字は、駅の看板を通りすがりに見るようなスピードでも読めるくらいに、グッと減らしてみてください。「春の新作ケーキ発売!期間限定で苺を増量中。ぜひお越しください」という文章なら、思い切って「春限定!苺たっぷり新作ケーキ」くらいまで削ぎ落としてみるのも一つの手です。
文字を減らしてできた「余白」は、決して無駄なスペースではありません。主役の写真をより美しく見せ、短いメッセージを強く心に届けるための大切な空間になってくれます。
がんばりすぎは禁物!プロに頼むべき境界線とは?
ここまでの3つのポイント(明るさ・トリミング・文字の引き算)を意識するだけで、出来上がった画像は初心者っぽさが抜け、「おっ、なんかいい感じだね」と言ってもらえるはずです。
しかし、ここで一つだけ気をつけていただきたいことがあります。それは「自分で抱え込みすぎないこと」です。
時間をかけすぎたら本末転倒!店舗業務とのバランス
いくら無料ツールが便利でも、1枚のちょっとした画像を作るために、何時間もパソコンやスマホと睨めっこしてしまうようであれば、それは「潔く手放す(プロに頼む)サイン」です。
あなたの本来の仕事は、店舗の運営やお客様への接客のはずです。Webの作業に時間を奪われてしまい、本来の業務がおろそかになってしまっては本末転倒ですよね。
集客や売上に直結する「勝負バナー」はプロへ
日々のブログに載せるちょっとした写真や、SNSの簡単な更新であれば、先ほどの3つのポイントを使った自作の画像で十分です。
しかし、例えば「1年で一番の大型キャンペーンのメインビジュアル」や「Web広告で使う勝負のバナー画像」など、お店の売上や集客に大きく直結するものは、プロの制作会社に任せるのが正解です。 「日々の更新は自分たちで無理なく行い、ここぞという勝負どころはプロに頼む」。この境界線をしっかりと引くことが、兼任担当者が息切れせずにWeb運用を続けていくための最大の秘訣です。
無理のない運用で、あなたらしい店舗発信を
一人でパソコンに向かっていると、どうしても行き詰まってしまうことがありますよね。私たちBOTAOも、元々は自社のいち販促チームとしてスタートしたからこそ、現場で孤立しがちなWeb担当者様の苦労が痛いほどよく分かります。
だからこそ、一人で抱え込まずに、まずは誰かに話を聞いてもらうだけでスッと解決の糸口が見つかることも多いものです。 Web運用やデザインでお悩みの方、まずはちょっとした愚痴でも構いません。BOTAOに相談してみませんか?私たちが現場目線で伴走します。