株式会社BOTAO

あんちゃん、手巻き時計に興味を持つ

 :     : 2021.06.25

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エンジニアのあんちゃんです!

私が興味を持つ事に、時計の修理があります。
腕時計の、特に手巻き時計。作られた年代的に、ヴィンテージウォッチアンティークウォッチと呼ばれるもの。

そんな手巻き時計の機械(ムーブ)を分解し、バラバラになったパーツを特殊な液剤で洗浄し、再組み立てしながら必要な箇所に油をさしていきます。いわゆる「オーバーホール(OH)」と言われるもので、時計屋さんではよく使われる修理の用語です。

こんな事に興味を持ったきっかけはこんな始まり…。

たまたま職探しをしていて「時計修理の受付事務(未経験可)」という求人を発見。

とりあえず何でもいいから仕事…。。
時計とか全く知らんけど…まぁいいや!
それっエントリー!

と、よく考えもせずに目先の求人をポチりました。

その時の私は、時計も宝飾品も、どこぞのメーカーやブランドと言った類のもの全般的に何の興味もなく、

「仕事=金」じゃい!
働かなきゃ生きていけんのじゃい!

という、とってもドライな気持ちで日々を過ごしていました。
なので、その仕事に興味があるかどうか、好きな事かどうか、なんてのは微塵も考えていませんでした。

そしてその職場での勤務が決まり、何が何だか分からないまま進んでいった日々ですが、周囲の先輩方もとっても頼れる姉御達だし、そこにいた時計を修理する職人さんが、とても親切に教えてくれた事もあり、私は

へー、なかなか面白いじゃん、時計

と、興味を持ち始めました。(すごい上から目線^^;)
そこからは、祖母からお古の(というか70年前という結構なヴィンテージ手巻き時計)をもらい、それをなんとか修理したりしました。この出来事についても、また折を見て記事にしたいと思います!

大きめなムーブでは、Cal.ETA6497(Cal.とは「キャリバーナンバー、ムーブの型番のことです」)が私の分解練習用の時計でした。

(下記の動画は音が出ます!「カチカチカチ…」という機械式時計で聞こえる音です)

下にある、心臓みたいに動いている部分、今の私(時計好きとなった私)はずっと観察していられます笑 
心臓みたいに動いていて、回路などの電子部品はないのにこの部品たちが組み合わさって一定の動きをして、時計の針を動かすんです。
すげー!!!(独り興奮)

ちなみにこのムーブ全体のサイズはこのくらい。直径約3.5cmくらいです。

この練習台を経て、今はこの左側にあるサイズのものを…。

この小さい方の時計の表側はこれ。これが祖母からもらった時計です。

この小さな時計(ムーブ全体のサイズが人差し指より一回り大きいくらいの面積です^^;)の中には、例えばこんなパーツが組み込まれています。(一部です!)

赤くて丸いこのパーツ(ルビー)、サイズはこんな感じです↓

1mm!!笑

このルビーに対して、半径1/2〜2/3のサイズの油をさします。

↑一生懸命勉強していた時のノートです。
このノートは時計を分解し続ける限り、何度でもお世話になります。

ちなみに、このルビーはこの部分のパーツです↓

というわけで(全然まとまっていませんが、)全く無興味だった私が仕事をきっかけに好きになった時計の修理について、少しだけご紹介しました。

ヴィンテージウォッチやアンティークウォッチと言わず、時計の修理には凄まじい技術力が必要だと思います。
少し詳しい風にこの記事を書いている私も、

あーー!アンクル真(手巻き時計のパーツの一つです)折ってもーたーーーーーー…;_;

と苦悶の唸りをあげたのはつい最近のことです;_;
先ほど「直径1mm」と言っていたパーツをピンセットで弾き飛ばし、床を這いずり回って探したことも…。

全く無興味からのスタートでも、この先もずっと興味がないままかというと、そうでもないかもしれません。
実はすぐそこに、新たな「なんだコレ、面白いなー」はあるのかもしれませんね。


この記事を書いた人

あんちゃん
フロントエンジニア / ディレクター
あんちゃん

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