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ファッションを通じて「ページトップに戻る」不要説の立証を試みる【後編】…オシャレ三箇条はWEBデザインに通ず

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→前編の続きです。

前編ではオシャレはバランスだって話をしてました。

オシャレ三箇条

私が個人的に考える「このバランスを上手く保っている人はオシャレ」という条件が3つ存在します。
その条件3つ(以下オシャレ三箇条と呼ぶ)を発表します。

「オシャレ」三箇条

とは・・・。

一つ、その人の姿かたちに合っている

オシャレにおいてまず大事なことが、
そのファッションが外見的に個人の体型や顔に合っているか?ということだと思います。
洋服のサイズ感、色合い、生地感と言った根本的な部分が合っていないとどうしても不恰好になってしまいますし、シルエットも汚くなってしまいます。

ここ数年、美容・ファッション好き女性の間でたびたび話題になっている「イメコン」って言葉知ってますか?
イメコンとは、イメージコンサルティングの略で、顔のタイプや骨格、体型などからその人個人個人に似合う髪型やメイク、ファッションをプロがアドバイスしてくれるサービスのことを言います。

例えば
・パーソナルカラー診断(イエローベース春・ブルーベース夏等)
・骨格診断(骨格ストレート・骨格ウェーブ等)
・顔タイプ診断(フェミニン・エレガント・キュート等)
などなど、様々な観点から細かくその人のタイプを分類してくれます。
それぞれ詳しく説明すると長くなるので気になる方は調べてください。

簡単に言うと、ファッションに関して
「なんか薄めの色の服似合わないな・・・」「フレアスカート似合わないな・・・」「何なら似合うんだ・・・」
みたいな漠然とした悩みを持っている人に対し、
「あなたの肌色や髪色、瞳の色はこうこうこうなので、ブルベ冬に分類され、こちらのはっきりとした色が似合います」とか、「あなたの骨格タイプはストレートなのでタイトスカートが似合います」とか、
きちんとした分析のもと、はっきりと言語化した”答え”をくれる感じです。

このイメコンがSNSを中心に話題になりここ数年でかなり世に浸透した印象があります。
私はまだ行ったことないのですが、友人からプロの元へ診断に行った報告や行きたいという話をよく聞くので、結構需要があるんだなと。

確かに、自分にどんな服が似合うのかなんてなんとなくの感覚でしか考えないし、ファッションセンスについては普通の学校とかでは習いませんからね。
「自分に似合うファッションってなんだろう?」
よっぽど自信がある人か、本当にファッションに無関心な人以外の大多数がやんわりとこの疑問を持ちつつ生きているのではないでしょうか。
その疑問に対してそれこそロジカルに「こうです」と納得できる答えが貰えるとするとありがたいですよね。

一つ、TPOを弁えている

単純に、TPOに合ったファッションというのはメチャクチャ大事です。
いくらその人に合った服装でも、TPOを無視しては台無しです。

これ、いくらか例を見ていくとわかりやすいのですが、どういうことかというと

例えばドレスコードのある高級料理店に、いくら似合ってるからといって
黒のタートルネックジーンズスニーカー「ジョブズスタイル」で来店するのはオシャレとはいえないですよね。

また、超派手色で自分に似合うドレスがあったとして、それで友人の結婚式に行って新婦より目立つっていうのは本当に間違っています。
なんというか、その気遣いのなさ、という面でもうオシャレではないです。

また、夜中に街を歩く時にサングラスかけてくるとかのパターンもなんかちょっとダサいですよね。
明らかに必要ないのになんとなくオシャレだから着けているパターン。紫外線無いわけですから。
むしろ暗くなって見えづらくなるだろうという。
この人なんかオシャレ履き違えてるのかなという気もしてきます。(もちろん何か特別な事情があれば話は別です)

私が個性的な服が好きだからといって急に職場にエリマキトカゲみたいなでっかい装飾つけたコートとか着ていったらおかしいでしょう?多分皆さんドン引きしてなんて言っていいかわからないんじゃないですか?
なんだあの服!?ってなって気になって仕事に集中できませんよ周りも。こういうのはよくないです。
まあもちろんエリマキトカゲみたいなでっかい装飾つけたコートなんて私は持ってませんが。

とにかく、ジョウシキ、だいじ。

一つ、その人の個性に合っている

さあ、三箇条最後の一つにして一番重きをなすのがこの三つ目。
その人の個性に合っていること。
これ、場合によっては一つ目や二つ目の条件をひっくり返すこともあり得る強力なカードです。

というのも、
先ほどTPOの話の時に、
ドレスコードのある高級料理店に、「ジョブズスタイル」で来店するのはオシャレとはいえないと言いました。
しかしこれ、

ジョブズ本人ならわりと「アリ」

じゃないですか?
いつも同じ服装で生活しているというのが割と有名ですからね。
ジョブズ=あのラフでシンプルな服装というイメージと、ジョブズ=超ビッグネームというのがあまりにも世の中に浸透しているので高級料理店でもあのスタイルを貫くことが許されそうです。


それと、

フワちゃん

ってご存知でしょうか?芸人兼youtuberとしてテレビ等幅広いメディアで活躍中のマルチタレントの女性です。
かつてのシノラーを彷彿させるとんでもなく派手な服装にコミカル喋り方が特徴で、とても人気です。

彼女のファッション見てて思うのですが、骨格タイプとか顔タイプとかもちろん完全無視ですよね。色なんてこの世の全ての色使ってるんじゃ無いかくらいカラフルです。
でもなんか、全体的なまとまりがあって、オシャレに見えるんですよ。
あれ、私が着てたら大惨事ですよ。とにかく笑えないし、真面目にただの変質者です。
エリマキトカゲコート現象起きますよ。
でもフワちゃんなら、彼女の強いキャラクターと相まって「フワちゃんっぽさ」という一つの作品として成立しているんです。
すごいと思います。本当に。
友人の結婚式という場面においても、フワちゃんなら新婦食うくらいのあのド派手な格好で来て欲しいですよね。
それが逆にサービスというか。


夜中のサングラスだって、

タモリ

なら全然OKどころかむしろ着けてくれなきゃ困りますよね。
「タモリの顔タイプにそもそもあのカタチのサングラス似合ってるの?」とか考えないですからね。
今はもうあのサングラス込みで「タモリ」という唯一無二の個性です。
それを確立できていることがもう「オシャレ」そのものです。
着けてないとほとんどの人がタモリだと認識できませんから。
もし夜中すれ違うならサングラス着けていないタモリより、サングラス着けているタモリがいいです。
皆さんそうですよね?




以上、ファッションにおける「オシャレ」というバランスを保つための三箇条を上げましたが、どうでしょうか。
このどれか一つだけ考えてもオシャレは成り立たないということがわかっていただけましたか?
一見、三つ目の個性に合うかどうかだけ重視すればいいように思えるかもしれませんが、それはそれで一筋縄では行きません。
例えば冠婚葬祭の中でも特に「葬」とかの場合、流石のフワちゃんでもあのカラフル衣装は許されないでしょうから。
そこはやっぱりうまくバランス見て、どれが一番大事かなっていうのを考えなければならないんです。

とはいえ、私としてはやっぱり、「個」を確立できていることが一番のオシャレであると思います。
そして一番難しい。誰かの助言や模倣ではなかなか出来ることでは無いです。
外側の装飾自体よりも内面の輝きを必要とする、ある意味ファッションそのものを否定するようなことですからね。

「オシャレ」という目標のためにあまりに縛られ続けるのも良くないなとも思います。
特に一つ目の「イメコン」はオシャレの基本として大切だとは思いますが、言われたことを意識するあまり自分が好きな色とかなりたい方向性を諦めることは「個」の喪失にも繋がりかねないです。
それはあまりにももったいないです。

オシャレっていうのは根本的に余裕から生まれるものかなと思います。
オシャレ三箇条を自分で上げといてなんですが、条件を達成するために必死ではオシャレに非ず!


常にファッションを楽しむ「遊び心」を持つべし。



ページトップに戻るボタンは不要なのかの話

やっと本題です。前置き長かった。長すぎた。
何故こんなにもページトップに戻るボタンが不要か否かを検証するために回り道をしたのか。

最初に言った通り、
エンジニアの視点だけから見れば、もちろんいりませんよ。不要です。
あのボタンがサイトの機能的に必要不可欠なわけないんです。
結論なんて検証せずとも出ているのです。

しかしそんな偏った一視点からの意見で不要だ!なんて言い切れません。
違う視点からも考えてみる。何事も結論を出すにはそれが大事です。
そのためのファッション、オシャレ論です。
というのも、

ページトップに戻るボタンってつまり、
夜のサングラスなんですよ。

WEB制作のお仕事に関わる上で、勉強のために様々なWEBサイトを日々見ています。
もちろん中にはコレなんのためにページトップに戻るボタン付けているんだっていうのもたくさんありますが、

あ、これは楽しいな!

っていうのが結構あるんです。

例えばお菓子のLPとかですね。全体的にカラフルでポップで明るいデザインです。
右下にページトップへ戻るボタンがあるんですが、これが歯車におもちゃのキャラクターが乗ったデザインで、歯車がぐるぐる回っているんですよ。可愛くてつい押したくなってしまいます。
右上には固定のハンバーガーメニューがあり、そこからリンクで好きな位置に飛べるので、機能的にはトップへ戻るボタンは不要です。
でも、LP全体のおもちゃ箱のような世界観を作る一つのピースとして、とても遊び心を感じました。

こういうのってWEBサイトから受ける印象作りとしてはとても大事だなって思ったんです。

夜中にサングラスは確かに必要ないけれど、ニューイヤーカウントダウンの夜につける西暦サングラスはその一瞬を楽しむためのファッションアイテムとして必要な気がしませんか?


結論


「ページトップに戻るボタン」は不要であるか?


結論としては、

不要である・・・と、
一概には言えない。

これにつきます。

ここまで引っ張って結論がコレかよ!


・・・残念ながら、
「ページトップに戻る」不要説、立証ならずです。

基本的に必要不可欠では無いけれど、無い方が良いとも言い切れません。
ハッキリ答えは出せないのです。

結局のところファッションにおけるオシャレ三箇条に通じ、ケースバイケースで検討しなければなりません。

ページトップへ戻るボタンに限らず、どのサイトを構成するどのパーツであれ追加を検討する場合は

・そのサイト自体のデザインに馴染むか?
・そのサイトが機能的に必要としているか?
・そのサイトの目的やターゲット層の特色に合致しているか?


を考える必要がありそうです。

そして、基本的には「ファッションは上級者になるほど引き算!」
ココシャネルマインドを持つことです。

技術的に色々出来るようになるとあれこれとやりたいがちですが、
オシャレ三箇条どれにも当てはまらない場合は切り捨てて、
機能的にも洗練されたデザインを作っていくのがスマートです。

三箇条どれか当てはまる場合は優先順位を考慮しながら足していく・・・。

そして爆発的な個性を売りたかったり、強い印象を与えたい場合においては、
バランスをとりつつ足し算!足し算!って感じがベストなのでは無いでしょうか。

とまあ、ロジカルっぽく順序立てて説明しましたが、
「実際あなた、これが出来るんですか?」
というと、無理です。
簡単には行きません。

何事も、脳で「こういうことか!」と分かっていても、最後は経験に基づくなんかこう、感覚的なことが必要です。
パーツを足し算するか引き算するかのバランスを取ること自体が一番難しいくせに、
結局具体的な基準や数値とかはないわけですから。

いくらデータだけ叩き込んで研究してもエースストライカーにはなれません。フィールドに立ってボール蹴らないと。口で言うだけなら簡単なことです。


オシャレは一日にして成らず。
WEBデザインも一日にして成らず







そもそも本当に完全に不要なものならばとっくに誰も実装してないんですよ。
そんな簡単なこともわからず、デザイナーでも無いのに、
実装するのが面倒だから不必要だ!なんて安易にプンスカしてる人は誰ですか?


・・・私でした。



よくないです。

それでは。


この記事を書いた人

いっちゃん
いっちゃん

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